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明日へと照らし続けてる あの星のように。

今日は休みなので色々と活動的に過ごしております。

例によって4時間睡眠でまずは撮っておいたドラマの片付け。うん、やっぱりパズルは面白いです。ギャグとミステリーが好きな人にはお勧め。……ところでキムタク主演の月9はいつから始まるの?

昼メシ食べて洗顔&髪を洗い、久々にちょっと洒落こいて車で買い物。ガソリン価格がまた上がっちゃうので給油も忘れずに。眠気はコーヒーで誤魔化して、ドライブがてらちょい遠くの服屋へ。道を勘違いして遠回りしたのはご愛嬌。

がっつり2万超服を買い込む。うん、満足。ただ時期的にちょっと中途半端だったみたいで、あんまり半袖は充実してなかった。それなりに気に入ったものは揃ったけど。今度また着合わせの写真でも載せようかしらん?最近載せてないし、時間がある時にでも撮っておきます。

……それにしても暑かった……。道路横の気温計には27℃とか書いてあったし。殆ど夏やんけ。長時間の仕事で世間ズレしていた私はちょっと厚着をしていたので帰りの車はなかなか素敵な事になっていた。途中で耐え切れず上着を脱いでTシャツ一枚で運転。うん、これでちょうどいいくらい。因みに現在もTシャツ一枚です。あ、勿論下はズボン穿いてますけどね(当たりめーだ)。

服がかなり増えてしまったので部屋の掃除がてら着なくなった服を処分。最近忙しい事もあってなかなか掃除出来なかった為か、埃とゴミのあまりの量に若干引く。…やっぱり掃除はもうちょいこまめにやらないとなぁ…。作業後のアイスが美味しかった。

前回の休みみたいに怠惰に過ごしていた訳ではないのでかなり有意義ではありましたが、やっぱり読書と執筆は進まず。……むう、どうしてくれよう……。生徒会・黄昏はともかく、ひぐらしは早く読まないといけないのに……。

私に10連休をよこせェェェーーーー!!
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by araya-shiki | 2008-04-30 17:07

『Mighty Blue』

占い師バーバラ曰く

アリアハン叙事詩の奏でし淡く儚い旋律は

やがて一つの結末を産み落とす

輝かしき羽を携えし疾風の申し子と

青白き竜の瞳を持つ天命の落とし子が出会う時

運命の歯車が動き出す

其の逆光は黎明と共に解放され

虹の寄る辺に付き従い

選定の座にて愚者を待つ


今 道は示された―――



Legend of beginning Dragon Quest Ⅲ
『Mighty Blue』




……はい、いきなり何事かと思われた、もしくは「あれ?今日ポエムの日だっけ?」と思われたかもしれませんが、これは『始まりの勇者・ゼイアス』の物語のプロローグの導入部分でして。正直本編はいつ書けるのか分からんのですが、少しは閃きを形にしておかないと風化してしまう気がしまして。

主人公はゼイアス。物語の始まりはアリアハン。地の文は三人称です。プロローグがアレな割りにギャグ満載・バトル満載で書こうと思ってます。ただ……ホントに書いてる暇がない上、現在の執筆優先順位が

HM関連≧彩桜>>>コレ>>>>>>>>>その他

くらいなので、マジ出来上がるのはいつになるかって感じですね。長編ですし。ま、期待せずにお待ち下さいな。

……むう、寝ている間に考えてる事が小説になる機械でも開発されねえかなぁ……。
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by araya-shiki | 2008-04-29 13:47

淡く彩られた 笑い声に溢れている。

ネタもないので、バトン~。今回は……

管理人様連想バトン

・自分の知っている管理人様の連想バトンです
・当てはまる管理人様の名前を記入して下さい(何回でも可)
名前を記入された管理人様は必ずバトンをやること(強制はしませんが、やって戴けると嬉しいです)
・一度やった管理人様はやらなくていいです


ではどうぞ。

■名前(HN)………新夜シキ、艶夜サキ、古夜ザキ、麗夜ミキ、想夜トキ、誘夜アキ。

■知人に言われた性格………『謎』。…や、男はやはりミステリアスな方が(強制終了)

■かっこいい………HOCT2001様。会った事はないけど、私の想像ではイケメンさんなんですっ!

■可愛い………祐様。お会いした事ありますし、実際可愛いですし。復活をお待ちしてます。

■乙女………蒼様(笑)。や、男性ですけどね。お会いした時の印象が何となく(笑)。

■優しい………京加様。ブログを観ていると、自分に厳しく他人に優しい方なんだなぁとの印象を受けるので。

■楽しい………ないと様。ブログの言い回しとか面白いなーと思います。参考にしたい。あとは上総かんな。様も話したら楽しいと思います。実際チャットでお会いすると話合いますし。

■個性的………この周辺にいる人はみんな個性的だと思います。何かバラバラで似てる人がいない感じでしょうか。

■天然………ちと浮かびませんね。天然っぽい人なら大勢いる気がしますが(オイ)。

■腹黒………強いて言えば……私?

■変態………それも当然私(笑)。自分変態っすから。……あ、あとN様も(強制終了)

■子供……ルーラー様・宙矢様。…や、いい意味も含めての話です。ですがもうちょっと耐性は付けた方がいいかなーと。

■大人………京加様。大人の女性ですから。せくすぃーですね。

■ツンデレ………N様。自分で言ってましたし。あと祐様もブログに言われたって書いてあったっけ。会った時はそんな感じしませんでしたが。…もしかして私にはデレているのk(強制終了)

■萌え………吹雪様。や、皆言ってますし(笑)。

■尊敬………HOCT2001様・ルーラー様。何つーか、尊敬なんです。あ、勿論皆尊敬してますよ?…空々しい…。


んな所ですか。上記の方々、勝手に名前を出してしまって申し訳ありません。不快でしたらご報告を。ソッコー削除しますので。
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by araya-shiki | 2008-04-28 14:01

彩やかな風に誘われても 夢中で君を追いかけているよ。

何でしょう?最近やたらと小説の構想が降りてくるのですが。それも割りと具体的なものが。一番ハッキリしてるのが、『始まりの勇者・ゼイアス』の物語。降りてくるのはいいけど…書いてる暇が…(汗)。GWの休みもイマイチはっきりしないし。取り敢えず4日(日曜)が休みだって事しか今の所分かっていない。ま、取れても2連休がせいぜいだろーけど。

で、まあ貯金は順調に増えてはいるのですけど、休みが取れないのでは減りもしない訳で。友達が帰ってくれば飲みにでも行くんだけど……今の所誰からも連絡ないなぁ……。コレ見てるリアフレでGWに帰ってくる予定のヤツ、連絡されたし。まあ4日しか空いてないっぽいが、それでもいいなら付き合うぞぃ。

……そう言えば5月は買うものが多いんだよなぁ。もうすぐオヤジの誕生日プレゼントが届くし、らっきょのDVDも来るし、大塚愛の新曲にE'sの新刊、G線上の魔王……。ま、何とかなるか。

さて、んな訳でポエムですわ。本日のお題は宙矢様の『瞑想』ですわ。変換一発目は当たり前のように『迷走』でしたわよ?
どぅえい。


深く 深く 深く
静かに 静かに 静かに
内に眠る 幾つもの心象
己が理想 己が罪 己が記憶と

自己の光 自己の闇
自己の輝 自己の陰

それら全てと向き合い 見つめ合い
深く 忘我の海に沈み往く
回路 道筋 螺旋の魂響(たまゆら)
静かに 刹那の刻を辿り往く

やがて至るは 真なる自分
そして見えるは 更なる自分
願いは其処に 祈りは此処に

己が音色を探す旅



……はい、仏教における瞑想(座禅)は人間の心が多層的な構造を持っていることを踏まえて、高次の意識レベルへと到達することを目的として、その方法が組み立てられているものが多いのだそうです。その意識レベルの層を『八識』と呼び、その尤も深い層の事を私のHNの由来の一つである『阿頼耶識(あらやしき)』というのです。……や、私は仏教徒じゃないですけどね(汗)。以上、新夜の役に立たない豆知識でした。ポエムのお題を調べていると、このような雑学がどんどん増えていくなぁ…。まあ知るのは楽しいからいいけど。役に立っているかどうかはさて置いて。

次回のお題は宙矢様の『祈り』です。…この言葉自体はよく使うけど、それをお題にすると難しいんだよなぁ…。まあ頑張ってみますけど。追加のお題もお待ちしてますね~。
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by araya-shiki | 2008-04-27 19:27

止められない 連鎖反応。

―――――時計は既に四周目に突入。

―――――暗い空を見上げ、憂いを帯びた光を翳す。

―――――満月かと思われた月は、その実僅かに欠けていて。

―――――赤とも黄とも取れぬ、謎めいた色彩を放つ。

―――――我は幻想を駆け巡る愚者。

―――――糸を垂らし、獲物を捕らえ、血を啜る。

―――――天上に憧れ、地の底を這い擦り、

―――――独りただ静かに、眠りの誘惑に耐える。

―――――其は堕落。此は絶望。

―――――枯れ散る華の音の如く、水面に映る鏡像の如く、

―――――儚く揺れるココロは、渇いた浸潤を求め続ける。

―――――焼き切れた二つの絆。

―――――露と消える螺旋の涙。

―――――風に攫われた、嘆きの旋律を。

―――――白日に失われた、悲しき鼓動を。

―――――我は今も、探していた。




……や、特に意味はないのですけど。何となく書きたくなったので書いただけです。意味もないのでポエムじゃないです。リリカルにも移しません。何だろう、やたらと疲れているみたいです、私。幾ら寝ても寝足りないというか。久々の連休で気が緩んだのか、今までの疲れが一気に来たみたいで。2日間外出もせずにホントぬぼーっと怠惰に過ごしておりました。これといって何もしてないのに、やったら短く感じた2日間。あ、月姫はようやくちょっとだけ進めましたけど。現在秋葉ルートの途中です。これ終わったら歌月十夜やろうかな。流石にリメイク版までは待ってられないので。来月には『G線上の魔王』も出ますしね。

…結局読書も執筆もしなかったなぁ…(汗)。
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by araya-shiki | 2008-04-26 18:24

季節は穏やかに終わりを告げたね。

だらけております。ホント、今までラルク聴きながらhollowやったり、JASRACの悪行を調べたりして過ごしておりました。一応2連休だからせめて読書くらいやっとかなきゃなーなどと軽々しい風味でいい感じに堕落しつつ、ポテトチップスなんぞをコーラで流し込んでいたりする訳でして、はい。一応Interludeを一本書き終わったばかりだから、執筆はちょっとくらいサボっても問題ないですヨネーアハハーなど自らダメ人間ぶりにおりゃおりゃ拍車を掛けている末期ぶり。頭の片隅ではこのレアな連休を執筆に生かさんでどうすんじゃこのドサンピン!とツッコミを入れてみるも、実際の所はそれほど切羽詰ってる勢いにもなれず自らのツッコミを右から左にうっちゃっている今日この頃。新潟は今日も曇りだった。

…はい、散文崩壊前衛風味の文章はこんな所で。本当はJASRACのアレぶりを面白おかしく罵詈雑言で塗り固めた記事でも書いてやろうかしらん?との心境だったりはするのですが、昨日Interludeのあとがきを書くと宣言しちゃったし、あまりあとがきを先延ばしにしてしまうと今更感が漂ってしまうので、書きます。前フリが随分長くなりましたが。

ではHM/Interlude 『Once upon a time…』のあとがき、スタート。まだ読んでない方は一昨日の記事を参照の事。

More
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by araya-shiki | 2008-04-25 17:49

神の裁きまで答えは掌に流れる砂時計さ。

……すみませぬ……。『TYPE-MOONエース』を読み耽っていたらマジで時間がなくなりました……。自業自得ですけど。結局月姫もリメイクされんじゃん。高校生(?)の青子さん可愛いです。あの雑誌は盛り沢山すぎていつまででも読んでられるわー。

それはそうと、JASRAC(日本音楽著作権協会)が独占禁止法違反で立ち入り調査をされているらしいですね。…まあ『音楽ヤクザ』とまで言われていた団体だったので、今回の立ち入り調査は個人的にGJなんですけど。だってアレは誰がどう見ても独禁法違反でしょ。他の企業が入り込む隙なんざ欠片もない。音楽の末席に携わる者(それでも言いすぎだけど)として、これはちょっと嬉しいニュースだったり。2ちゃんでもかなり叩かれているみたいですしね。これで今の不当な著作権事情が少しは改善される事を祈ります。

………はい、本気で時間ありません。本当は今日の記事は昨日のInterludeのあとがき書こうと思っていたのですけど、時間的に無理なので明日に回します。明日から恐らく連休になると思うので。ホントにゴメンなさい。今の所、皆さんに好評なようでよかったです。

コメレスも明日まとめてします。
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by araya-shiki | 2008-04-24 14:09

HM/Interlude 『Once upon a time…』

「やはりそういう事でしたのね。いきなり『ファンクラブ合同集会』だなんて、おかしいと思いましてよ」

「円香……」

「麻生さん……」



 ある夏の昼下がり。SCのとある道端で、デートのやり直しをしていた理央と碧は円香に行く手を阻まれていた。
 碧とのデートのやり直しをするに当たり、一番のネックが理央のファンクラブの存在である。前回のデートの時もこのファンクラブに邪魔をされて途中終了となってしまったのだ。そこで理央が講じた手段は、何処かのイベント会場を借り切り、数多存在するファンクラブの会員を一同に集め、合同の集会をさせる事だった。無論これには理央本人も参加するとの触れ込みつき。だが実際に出席してしまっては碧とのデートどころではなくなってしまう為、影武者としてクラスメイトの福田君(体格と雰囲気が理央に似ているというだけの理由で選ばれた薄幸の生徒。どんな見返りでこの無謀な依頼を引き受けたのかは本人達にしか分からない)を変装させて集会に送り込んだ。かくして理央本人は晴れて自由の身。煩わしいファンクラブも一箇所に集中している為、変装しなくてもSCを歩き回れるという状況を作り出したのである。
 作戦は見事に成功し、碧と共にゆっくり羽を伸ばしていた……のだが、その中でたった一人、円香だけはそのトリックに引っかからなかったようだ。長い巻き髪を揺らして、いつものお嬢様口調が冴え渡る。
 余談だが影武者の福田君。それなりに頑張ってある程度欺けはしたものの、当然騙しきる事など出来ずファンクラブの女の子達に吊るし上げられたのはまた別の話。

「悪ィな円香。今日はお前に構ってる暇はないんだよ。こんな手何度も通じる訳ないからな」

 有無を言わさず、理央はやや乱暴に円香を押しのける。



「あっ……お、お兄ちゃ―――」



 その円香の言葉に、理央は即座に反応し視線を投げかける。円香も自分の失言にはっとし、すぐに口を噤む。その光景を、碧は何となく複雑な心境で眺めていた。

「円香………これでまた貸し一つだな」

「………くっ」

「あの……麻生さん……?」

「う、煩いですわよっ!わたくしの事はほっといて!!」

 円香は悔しさを滲ませた声色を響かせて、その場を走り去る。

「………………」

 その背中を、理央と碧はただ見送るしかなかった。





 ―――ある昔話をしよう。

 とある地方都市に『月の丘ホーム』と呼ばれる、所謂『児童養護施設』があった。そこには兄妹のように仲のいい二人の子供がいた。男の子の方は『月影理央』。女の子の方は『月浦円香』という名前だった。二人共両親不明の孤児だったが、二人で支えあい励ましあい、優しい施設職員に囲まれながら幸せに過ごしていた。
 だがある日、円香を里親として養子に欲しいと申し出た一組の初老夫婦が月の丘ホームを訪れた。理央と離れたくない円香は頑なにこれを拒んだが、この夫婦は『麻生』と呼ばれる古くから伝わる名家で月の丘ホームとも交流があり、晩年になっても子宝に恵まれず、施設育ちながら成績優秀な円香を是非とも跡取りにと考えていた。資産も充分にある。養子になれば今よりもっと楽な生活が出来るし、学校にもちゃんと通える。職員達と麻生夫婦の熱心な薦めに、遂に円香は麻生夫婦を里親として受け入れる事を決めた。
 そこにどれ程の葛藤があったかは本人にしか分からない。いつも隣にいたはずの理央でさえも。

 そしていざ麻生家に引き取られるその日の朝。円香は見送りに来た理央に、こう告げたのだった。

『あたし……いえ、わたくしはこれから、貴方の妹ではなくなります。今までありがとう、お兄ちゃん。色んな事を教えてくれて、一緒に遊んでくれて、本当に楽しかった。でも、これからは…別々の道を歩む事になります。だから…わたくしはもう、貴方の妹ではいられないのです。だから……だから……わたくしは、今日を以って貴方の妹から卒業します。今度会えた時は、わたくしの事を一人の女の子として見て下さい。わたくしが貴方をお兄ちゃんと呼ぶのはこれで最後です。さようなら、お兄ちゃん。たくさんの思い出を、どうもありがとう。………大好きだよ、お兄ちゃん』

 気丈に。涙一つ零さずにそう言い切った円香は、一つの取り決めをする。それは『理央をお兄ちゃんと呼んでしまった場合、理央に対して貸しを一つ作る事』。理央もそれを了承した。彼女が苦しんでいる時、一番近くにいたのに、何もしてやれなかった自分。理央の方にも葛藤はあったのだろう。だからこそ……その提案を受け入れたのだ。彼女の意思を尊重する為に。
 理央もまた涙一つ見せずに、満面の笑みで円香を見送った。円香が泣かない以上、自分だけが泣く訳にはいかなかった。『お兄ちゃん』としての最後の意地だったのかもしれない。それが今から5年前の話である。

 その後時は流れ、月の丘ホームは資金難により閉鎖。理央は寮や奨学金が充実している私立猿渡学園へと進学した。そこで……円香と偶然再会を果たす事になる。彼女もまた、里親の勧めでSGへ進学していたのだった。再会した時の興奮と感動で、ついうっかり「お兄ちゃん」と口を滑らせてしまったのが、円香の最初のペナルティ。その後円香はより理央に近づく為に、彼のファンクラブ『月夜の詠会』へ入会し、呼び名も『理央様』に改めたのだった―――





「聞かないんだな、オレと円香の事」

 理央と碧は円香と別れた後、近くの喫茶店で休憩していた。丸いテーブルに二人で向かい合って座っている。

「さっきからずっと聞きたそうな顔してるぜ?」

 悪戯っぽく理央が尋ねると、碧は少しだけ思案してすぐにかぶりを振った。

「いえ……確かに聞きたくないと言えば嘘になりますけど……理央先輩の方から話してくれるのを待ってます。多分そんなに軽々しく口に出来るような話じゃないと思いますから……」

「……………」

「それより、麻生さんの事ほったらかしていいんですか…?麻生さん、ちょっとだけ泣いてましたけど。彼女の所へ行ってあげた方がいいと思います」

「……いいのか?ここでオレが円香の方に行っちまったら、せっかくのデートがまた台無しになるぜ?」

「私とのデ……デートは、またいつでも出来ますから。でも傷付いた心は出来るだけ早くケアしてあげないと、痛みも引かないし痕が残ってしまいます。麻生さん、まだ近くにいるんじゃないですか?」

「……………」

 理央は行くべきかどうか迷っている。碧は『またいつでも出来る』と言っているが、実際の所はそう上手くは行かないだろう。だからこそ、この時間を大切にしたかった。だが確かに、円香の事も気に掛かる。…そんな理央の葛藤を見透かすように碧は―――



「これで私は理央先輩に『貸し一つ』ですから」



 笑顔で、そう口にした。

「……フ、碧には敵わないな。悪ィ」

 理央は自嘲気味にそういうと、伝票を持って席を立つ。そして手早く会計を済ませると、足早に店を出て行った。碧はそんな理央の後姿を見送る。

「……はあ……。せっかくのリベンジデートだったのに、私ったら何やってるんだろう………。ホント、バカみたい……」

 残ったジュースを一息に飲み干すと、碧は天井を仰ぐ。と、その時―――



「本当ですわよ……。敵に塩を送るような真似をして……。一体どういう風の吹き回しですの?」



 聞き慣れたお嬢様口調が、碧の正面にあるテーブル、つまり先ほどまで理央が背にしていた席から聞こえて来た。そこには一人の女の子が座ってアイスコーヒーを飲んでいる。

「やっぱりそこに居たのは麻生さんだったんですね。私の角度からはバレバレでしたよ?」

「……フン。そんな事より、いいんですの?理央様、行ってしまいましたわよ?」

「別にいいんです。私は麻生さんが『近くにいるんじゃないか』としか言ってませんから。嘘をついた訳でもないですし。貴方がそこにいるのを知っていながら明言しなかったのは、私からのささやかな抵抗です。麻生さんを見つけられないのは理央先輩の責任ですから」

 碧は先ほどの理央のように悪戯っぽく微笑んでみせる。

「……それと、私は貴方にお礼がしたかったんです」

「ふうん……。この前のあれが、演技だと分かってしまったんですの?」

「いえ……確かに違和感はありましたけど、別に演技だと思った訳じゃないんです。私はただ単純に…貴方の言葉が嬉しかったんです。貴方のあの時の言葉と平手打ちで、凝り固まっていた私の殻を砕いてくれたんですから」

「………貴方にお礼をされる筋合いはないですわ。あれは理央様に頼まれたからやったんですの。そもそも、理央様はわたくしに気付かず出て行ってしまったのですから、これが真っ当なお礼とはとても言えないのではなくて?」

「……そのあたりは微妙な乙女心という事でお願いします……」

「まあ……気持ちは分からないでもないですけれど」

 飲みかけのアイスコーヒーを飲み干して、円香は席を立つ。

「今日の所は寮に帰るとしましょう。このまま理央様とお会いしたら、貴方から施しを受けたみたいで気にいらないですわ。……それと、人を勝手に泣かさないで頂けるかしら?わたくしは貴方のように弱くなんかなくてよ」

「……じゃあその目尻のマスカラがちょっと崩れているのは、見なかった事にしておきますね」

「うっ……、こ、これは汗……そう、汗で崩れたんですわよっ!余計な事に気を回すのはやめて頂けないかしらっ!そ、それではご機嫌よう、火咲さん。……貴方、メガネがない方が可愛いですわよ」

 円香は逃げるように喫茶店を後にする。碧はそんな彼女の姿を苦笑しながら見送った。

「……さて、私も暇になっちゃったし、事務所にでも顔出してみようかな」

 席から立ち上がると、一つ大きく伸びをする。結局デートは台無しになってしまったが、碧はある種の清々しささえ感じていた。
 店を出ると、蒸し返すような熱気と共に煌びやかな蒼穹が出迎えてくれた。何処までも澄み渡る晴れやかな空と心。気分は上々。足取りも軽やかに、碧は歩き出す。

 ………だが碧はまだ知らない。向かう先がアイスクリームまみれの地獄絵図と化している事を―――――







「ねえそこの可愛い彼女。暇だったらオレとデートでもしない?」

「む、わたくしをナンパしようなど100万年早……って、理央様!?何でこんな所にいらっしゃいますの!?」

「バーカ。お前が後ろの席にいた事くらい、オレが気付いてないとでも思ったか?」

「くっ……、結局理央様にも火咲さんにもバレていたんですのね……。とんだピエロですわね、わたくし……。………コホン。ところで、わたくしなんかにかまけている時間があるのでしたら、火咲さんとデートの続きでもすればいいのではなくて、理央様?」

「それは出来ないな。何故ならオレは碧に借り一つでここにいるからな。お前と話をしなくちゃいけない義務がある」

「……そう」

「なあ円香。碧っていい子だろ?」

「な、何ですの、藪から棒に……。もしや『お付き合い宣言』でもなさるおつもり……?」

「そんなんじゃない。そのあたり、お前にもちゃんと認識してもらいたいだけだ」

「……そんな事、今更言われなくても分かっておりますわよ。これでもクラスメイトでしてよ?」

「そっか。ならいいんだ。……それと円香、無理してオレの呼び名を変えなくていいぞ?お前すぐ間違えるからな。いちいちオレに借りを作るのも面倒だろ?オレは別に気にしないぜ?」

「……いえ、5年前のあの日から、貴方はもう『お兄ちゃん』ではありませんもの。同様にわたくしも『妹』ではなくなりましたし。貴方はこれからも『理央様』で変わらないですわ」

「……………」

「……それに、妹のままではあの娘に勝てませんもの……」

「えっ……?」

「何でもありませんわよ。……ところで、わたくしをデートに誘っているのでしょう?ふふふ、謹んでお受けいたしますわ、素敵な殿方」

「お、おい円香!?」



「うふふ……。わたくしから会う気はありませんでしたけど、理央様とはここで偶然お会いしたんですもの。仕方ありませんわよね。……火咲さん。貴方には負けません事よ―――――」
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by araya-shiki | 2008-04-23 13:09

こんな時には こんな歌が似合う。

昨日の戦果。

・生徒会の二心
・黄昏色の詠使いⅥ
・魔法先生ネギま!22巻
・BASTARD!!25巻


……以上。うむむ、一番メインだった『TYPE-MOONエース』が売ってなかった……。まさか雑誌まで一日遅れなのか?それとも入荷してないのか?今日もう1回見てなければネットで探すしか…。

上二つはまだ読んでないのでうっちゃっておいて。『ネギま!』はバトルメインだったので面白かった。個人的にはラカンのキャラがすげえ好き(笑)。ついでに取り乱した刹那も好き(笑)。『BASTARD!!』は……もうトンデモすぎてついて行けませぬ……。でも絵は流石にハイクオリティ。CGみたい。……てゆーか実際CGなんだろーけど。あんなの手描きしてたら気が狂うだろ。ちっちゃいアムラエルが可愛かった。

…はい、知らない人置き去りですね。そんな訳で、ポエムに行きましょうかね。本日のお題は宙矢様の『思考』です~。
うりゃ。


疑問を見出し 課程を見据え
結論を追い求める

分析 総合 比較 抽象 概括

見えぬ全ての真実を 謎めくあらゆる真相を
光の下に暴き出す

知覚 記憶 認知 認識 理解

思考の翼は何処までも
羽を広げ 大地を蹴って 舞い上がる
思考の世界は何処までも
果てなく 壮大に 広がり続ける

心に輝く 答えを探して



……ふむ、随分と壮大になってしまった。まあ頭の中で考えるだけならどんだけ大きな事でもOKな訳で。それがどれ程現実と掛け離れていようとも。『人の脳は宇宙よりも広い』と言われる事もあるくらいですからね。……『思考』を調べて『演繹』だの『帰納』だのまで行き着いた為に疲れました……。

次回のお題は宙矢様の『瞑想』です~。追加のお題もお待ちしてますね~。
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by araya-shiki | 2008-04-22 14:14

街中に溢れそうな この思い焦がれて。

昨日一日…というか4時間くらい掛けて新しいHM/Interludeを書いたのですが……流石に強行スケジュールだった為に疲れました。内容もかなりシリアスですし。ええ、宣言しといて書いてなかった『理央と円香の関係』についての短編です。ちょい長めの3800字くらい。…すぐ書くとか言っといて、ホントに遅れて申し訳ない。『Episode 2』公開してからもう3ヶ月以上経ってますよね(汗)。

……でも出来上がってビックリ。碧がちょっといい子すぎる…。円香も可愛いですけど。碧のファンは期待してもいいかも?つーか碧のファンがまた増えそう。これ公開した後に、『新夜シキ』なしで人気投票し直したら、雪夜を超えてしまうかもしれないくらいの破壊力。多分明後日あたりに公開すると思いますんで、よろしくどうぞ~。それまでに『Episode 2(主に円香が出てくるあたり)』を再読しておくと分かりやすくなるかも?

…さて、ネタがなくなったぞ?買い物は今日の仕事前に行くし。最近小説読んでないし。ゲームもやってないし。あ、『ごくせん』はまあフツーに面白かったですけどね。……でも何か、『いつも通り感』が拭えない気がするんですけど。鉄板ネタを繰り返しているだけの様な……。そう言えば、昨日の記事が444件目だったのですが、記念してザキに記事を書かせようと思っていたのをすっかり忘れていました。…忘れてて正解だったかも?

ふむ、もう終わってしまった。……仕方ない。これはまた子ネコ画像に頼るか?何だかんだで需要は多いみたいだし(前回の記事のコメント数が如実に物語っている)。そんな訳で、萌え死ねェェェーーーイ!!
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一番下自重(笑)。一番上のウィンクは可愛すぎると思う。

…他力本願とでも手抜きとでも言うがいいさ。画像を持ってきているサイトは企業秘密です(笑)。まあ調べればすぐ出てくるでしょうけど。googleで一番上にあったサイトだから。
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by araya-shiki | 2008-04-21 14:11
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幾千の言葉を紡ぎ言霊を届ける新夜 詩希のブログ『BE THERE』。初めての方はカテゴリ『初めましての方へ』を読んで下さい。一応更新復活中。……変わってない? それはきっとタイミングの問題。


by araya-shiki
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