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What do we have? Are they only just empty words?

本日3更新目ですの~。

ちょっと前の話ですが、『ラブひな』や『魔法先生ネギま!』の作者・赤松健のHP『AI Love Network』の日記で、このような記述を見つけました。
原文転写↓

この季節、よく学生さんから「漫画家になりたいのですが」という質問メールが来ます。そんな時、私は必ず「進学」を勧めることにしています。
投稿にしろ持ち込みにしろ、学生などのモラトリアムな状況下で活動していかないと、自分の力なんかは出し切れないのですよ。
失敗できる環境なら、ラッキーパンチを狙いに行くことも可能ですから、本来の実力以上の戦績が期待できます。失敗できない環境だと、どうしても安全策をとって小さくまとまらざるを得ません。
漫画家になるために進学しないとか会社を辞めるなど、もってのほか。
自分を追い詰めて良い結果が出ることは、現実世界では殆ど無いのです。(スポーツとかならあり得そうですが、実際には、勝つ人は普段から練習している。負けても大丈夫な環境で。)
よく、「自分を信じて続けていけば、必ず夢は叶う」とかアドバイスするプロがいますが、責任とれないはずなので、いい加減なことを言うのはやめて欲しいです。
しかし「モラトリアムな状況下で、ラッキーパンチを出来るだけ多く狙っていけば、夢が叶う可能性が高まる」とは言い切れます。既存のプロを押しのけてデビューしようっていうんだから、まともに戦ったってなかなか通用しませんよ。


以下はこの文章を受けての私の考え。内容がアレなのでMore設定にしておきます。作家志望の人は心して開いて下さい。凹みやすい人は見ない方がいいかも?







これ、私はすっごく共感しました。全く同じ事を思っていたと言っても過言ではありません。『漫画家』と『小説家』の違いはあれど。
因みに『モラトリアム』とは『学生など、社会に出て一人前の人間となる事を猶予されている状態』の事を言います。この場合は私的に『既に社会に出ていても、仕事に就いているなどきちんと自立している状態』も内包していると思っていますが。つまり、『一般的に安定している立場』を指している言葉だと。

私もHMをネクストに送りはしましたが、はっきり言って『専業作家』になる気なんてさらさらありません。この場合『専業』とはいかないまでも、バイトなどで生計を立てつつもあくまで『作家メイン』な状態になる事も指していますが。だって私、本気で自分に『小説だけで』生活していける実力があるなんて思ってませんから。そこまで自惚れてません。
趣味もしくは副業でやるのでしたらある程度融通が効くのでいいのですが、プロとして専業するなら極端な話、一度の失敗も許されない訳です。売れればいいのでしょうけど、僅かでも質を落としてしまったらそれで終わり。売れない駄作を作ってしまったら、その時点で淘汰されてしまいます。このご時世、芽の出ない作家を大勢抱えていられる程、出版社にも余裕はないでしょうし。弱肉強食、それがプロの世界なのですから。
同様に『別にそんなガッツリ売れなくても、そこそこ売れてればいいや』的な志の低い考えでもプロは務まりません。最初はそれでもいいかも知れませんが、向上心が無ければやがて質が落ちて行くのは道理です。むしろ『オレはこの業界でトップに上り詰めてやる!!』ぐらいの気概がないと、とてもじゃないけど続けられないでしょう。余程才能に恵まれていなければね。
この周辺は『葵せきな』という、専業作家として大成している『理想の具現』があまりにも近くにいる為に夢と現実の境界が曖昧になりやすいという罠があります。つまり、本来物凄く高い筈の『専業作家』の敷居が低く見えてしまう訳です。まあその辺はせきな先生や細音先生達の人柄にも原因があるのでしょうが。
別に夢を持つなと言ってる訳じゃありません。むしろ夢を持つ事はいい事だと思ってます。日々の生活に張りも出ますし、努力もやりがいがあります。ですが、夢は夢として割り切っておかないといけない、という事です。敢えて冷めた言い方をするなら、所詮『夢』と『現実』は違うのですから。『信じていれば叶う』時代ではないのですから。
『やっべ、オレの書いた小説マジ面白え。オレ天才。こりゃベストセラー確実だわ』と疑念を微塵も持たずに本気で思える人なら、むしろプロを目指すべきだとは思いますが。それが他のあらゆる人も同じ評価であれば間違いはないでしょうし。ですがそこまで思い込めない人は……そうですね、ちょっとした基準を設けてみましょうか。


私の小説、特にHMを読んで『面白い』とか『上手い』ではなく少しでも『凄い』とか『勝てない』とかそれに順ずるような事を思った事のある人は、専業作家になる事を考え直した方がいいと思います。


私がネクスト応募者の中でどの程度のレベルに位置するのかは分かりませんが、多分そのくらいの基準でないと専業作家なんてやっていけないでしょう。それくらい『専業作家』というのは成るのも維持するのも大変なものなのですよ。

…作家志望の皆様に於かれましては、夢をぶち壊すような発言を連発してしまって大変申し訳ありません。ですがこれは私の本当に率直な意見です。や、このコミュの年長者として一度は言っておいた方がいいだろうと前々から思っていたのですよ。余計なお世話でしょうが(苦笑)。
私はそれなりに社会人としての経歴が長いですし、それなりに苦労もしています。恥ずかしながら『ミュージシャンになる』という夢破れた人間でもありますし。その経験からの助言です。なので、あからさまに鵜呑みにせずともこういった意見もあるのだという事を心に留めておいて戴ければ、これ幸いでございます。その上で、今後も努力を続けていって下さいませ。努力しない人間には絶対に夢を掴めませんから。

……む~……何様だ、私……。




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願いの欠片は胸に仕舞って 日々の暖かさを感じて歩いてゆこうよ。
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by araya-shiki | 2009-04-11 12:45
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幾千の言葉を紡ぎ言霊を届ける新夜 詩希のブログ『BE THERE』。初めての方はカテゴリ『初めましての方へ』を読んで下さい。一応更新復活中。……変わってない? それはきっとタイミングの問題。


by araya-shiki
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